頂上への道のり

BPグランプリ優勝までの道のり 予選の熱き戦いをレポートします。第三回のBPグランプリを制するのは誰だ!?

2016年10月29日(土)・30日(日)

決勝大会

開催日:10月29日(土)・30日(日)
会場:幕張メッセ(千葉県美浜区)
全体写真
10月29日(土)、会場を前回までのインテックス大阪(大阪府大阪市)から幕張メッセ(千葉県千葉市)に移し、2年ぶり3回目の開催となる「BPグランプリ2016&実演展示会 in TOKYO」が開幕した。

オープニングセレモニー
開会式
全国10ヵ所で開催された2次予選において1位を勝ち取り、決勝大会に進出したファイナリスト30人を鈑金、塗装、見積りの順に紹介。2次予選競技中の動画が大型スクリーンに映されるとともに、社名・氏名をアナウンスされた選手たちは、緊張の表情を浮かべつつも自らを鼓舞しながらメインステージに登場した。

筆記試験と実技競技で互いの知識、技能を発揮し合った鈑金部門。実技競技の課題は、右ドアパネルの線傷とプレスラインの凹みを修復するというもの。パネル前方の線傷については、パテ付け、面出し、プラサフ塗装前の足付けまでを、プレスラインにかかった凹みについては、ハンマリングで修復し、パテ付け前の足付けまでを行う。競技では、ハンマリング作業のほかデントツールによる揉み出しなど、各選手が日ごろ培ったテクニックを披露。ブロック代表と呼ぶにふさわしい高い技術力を見せつけた。

塗装部門では、まず全員が筆記試験を受け、その後実技では10人が2人ずつ5組に分かれ、初日に3組、2日目に2組の競技が実施された。決勝における実技の課題は、トヨタ4X1スティールブロンドメタリックをベースに色味をずらして調色・塗装され、さらに先端へプラサフが塗布された状態のフェンダーパネルに、隣接パネルがあることを想定しパネル内でボカシ塗装を行うというもの。また、今回は3人が水性塗料で参加したが、仕上がり品質を高めつつ調色や乾燥の時間を短縮するための工夫を随所に盛り込んで作業を進め、大勢のギャラリーを沸かせていた。

初出場4人を含む10人が出場した見積り部門。初日は筆記試験及び各選手が普段使用している見積りソフトを使った実際の事故車の見積書作成、2日目が接客対応のロールプレイングに取り組んだ。配点は、見積り+ロープレ80点、筆記が20点の合計100点満点。また、今回は接客コンサルタントによる審査が加わり、各選手の顧客を気遣う姿勢や言葉遣いなども評価対象となった。

鈑金部門

コメント「普段意識しているのは、次の仕事につながるような仕事をする、ということです。最近の車両に採用されている高張力鋼板、特に軽自動車のものは張りがないため鈑金は難しいですが、いろいろな方法を試して何とか対応しています。優勝したのはまだ信じられないような気持ちです。今までコツコツやってきたことの積み重ねが、勝利につながったと思いますが、もっと上を目指して頑張っていきます」
●鈑金部門入賞者(敬称略)
順位 受賞者 工場名 ブロック 得点
第1位 田中 正保 小泉自動車工業 中国四国 92.1
第2位 浅野 宏典 ヤナセオートシステムズ BPセンター茨木 近畿南 90.4
第3位 芝田 祐介 杉戸自動車 関東南 89.9

塗装部門

コメント「忘れもしない2012年8月、最初のBPグランプリの開催が告知されてすぐに参加を申し込み、そこから4年間の挑戦が始まりました。第1回は0.1点差で準優勝だったので『余裕だろう』と考え、第2回はそれで惨敗しました。本当に悔しい思いをしましたので、どんな小さなことでも全力で向かおう、慢心やプライドを全部捨てて、最初から最後まで丁寧に、カーオーナーのことを思って作業しました。それが結果につながって、本当に良かったと思います」
●塗装部門入賞者(敬称略)
順位 受賞者 工場名 ブロック 得点
第1位 宮下 善貴 中山自動車工業 関東南 90.6
第2位 山口 弘 テクノハート西岡 近畿南 90.0
第3位 仲山 聡一郎 ヤナセオートシステムズ BPセンター福岡 九州沖縄 89.4
特別賞 福山 裕之 トヨタカローラ姫路 近畿北 89.2
※特別賞とは、各部門4位の中で最も得点が高い選手に贈られる賞です。

見積り部門

コメント「3回も出ると、決勝に行くのは当たり前、そして優勝するのも当たり前、と期待されているのを感じていましたが、常に自信を持って仕事していますので、一生懸命頑張れば結果は自ずと出るものだと思いました。表向きはふざけて、見えない所では『やってやるぞ』と思って頑張りました。競技に際しては、ロープレは的確にゆっくり話すことを、見積りでは損傷の波及経路を見落とさないよう心掛けました。優勝できたのは素直に嬉しいですね」
●見積り部門入賞者(敬称略)
順位 受賞者 工場名 ブロック 得点
第1位 荒川 昭彦 親和自動車整備工場 東北 81.2
第2位 中村 悟 ミスタートンカチ 近畿南 77.9
第3位 早川 直行 協業組合 太陽自動車工業 北陸信越 70.6

集合写真
決勝大会の動画配信